HAL_DATA_techBlog

HALDATAの技術ブログです。

新しいビジネスの形、OMOとは

OMOという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

OMOとは、Online Merges with Offlineの略語であり、「オンラインとオフラインの融合」を意味します。あらゆる場面でオンライン化が進む社会において、これからは、オンラインとオフラインのデータを融合し、一体のものとして捉えたうえで、顧客体験を最大化するようなマーケティング戦略をとっていくことが求められてくるでしょう。

今回の記事では、OMOについて簡単にご紹介します。

 

1.これまでのマーケティング戦略との違い

オンラインとオフラインを活用した戦略としては、O2Oやマルチチャネル、オムニチャネルといったものがあります。OMOについて詳しく解説する前に、それぞれの概念と違いについてお話します。

①O2O(Online to Offline)

O2Oとは、Online to Offlineの略語であり、インターネット等のオンラインから、店舗へと、消費者を誘導する販売戦略のことです。

例えば、Webサイトやアプリ等で割引クーポンを発行することで実店舗への来店を促したり、Web広告で店舗のセール情報を発信したりすることなどが挙げられます。

②マルチチャネル

マルチチャネルとは、集客するための媒体(チャネル)が複数あることを指します。ECサイトやSNS(Twitter・Instagram・LINE等)、メールマガジンなど、複数のチャネルを展開し、消費者との接点を増やすことで、認知度向上や購買機会の増加を図る戦略です。

③オムニチャネル

マルチチャネルと混同しやすい言葉として、オムニチャネルがあります。どちらも複数のチャネルを展開しているという意味では同じですが、マルチチャネルの場合、各チャネルは独立しており、統合や連携等は行われていません。

一方で、オムニチャネルは、それぞれのチャネルは統合・連携されています。消費者は時と場合に応じて、最適な購買方法を選択できるのが大きな特徴です。

例えば、実店舗で気に入った商品があったので後日ネットで購入して自宅まで配送してもらったり、ネットで購入して店舗で受け取ったり、店舗で品切れだった商品を他店から取り寄せて自宅まで配送してもらうなどが挙げられます。

2.OMO(Online Marges with Offline)とは

OMOの概念は、Googleチャイナの元CEOである李開復(リ・カイフ)氏が、2017年9月頃から提唱しはじめた言葉であり、オンラインとオフラインが融合した社会のこと指します。

オムニチャネルとの大きな違いは、オンラインとオフラインが明確に区別されているかどうかという点にあります。

オムニチャネルはオンラインとオフラインを統合・連携はするものの、それぞれのチャネルは区別して考えられています。オンラインとオフラインを区別したうえで、消費者の購買行動を促すにはどのようにチャネルを連携すればよいかを考えるため、『企業目線』での戦略となります。

一方でOMOは、オンラインとオフラインが融合されており、各チャネルについても区別はされていません。オンラインとオフラインを一体のものとして捉え、顧客体験を最大化するためにはどうすればよいかを考えるため、『消費者目線』の戦略となります。

3.OMOによって実現できること

OMOとこれまでのマーケティング戦略の違いについて理解できたでしょうか。

オフライン空間のデータをすべてログ化することははじまったばかりですが、お客さんの利便性を向上させかつオフラインデータを可視化する良い方法がでてきています。

以下に成功事例を2つあげます。

■ECサイトと実店舗のデータ連携

これまでは、ECサイトにおける顧客データと、実店舗における顧客データは、別々に管理されていることが一般的でした。

しかし、OMOでは、これまで別々に管理されていた顧客データを一元管理します。一元管理することによって、消費者一人ひとりの購入履歴を把握することができ、消費者に合ったサービスを提供することが可能となります。

例えば、オンラインとオフラインの購入履歴から商品をレコメンドしたり、ECサイトのポイントと実店舗のポイントを連携したりすることができるようになります。OMO導入の1丁目1番地の施策といえます。

 

■モバイルオーダーの導入

飲食店におけるOMO施策としてモバイルオーダーの導入が挙げられます。

スマートフォン等から、事前に商品の注文や決済を行うことで、レジに並ぶことなく商品を受け取ることができます。消費者はレジに並ぶというストレスを解消することができ、店舗スタッフにとってもレジ作業を軽減することができるといったメリットがあります。

 

-----------------------

この度弊社は、クラインアントからShopifyと実店舗の顧客データを一元管理するような依頼を受けました。Shopifyとは、誰でも簡単に本格的なネットショップが開設できるeコマースプラットフォームのことです。世界175か国以上で、100万以上の店舗に利用されています。

すでにShopifyにてオンラインストアを運営している人や、これからオンラインストアを開設しようとしている人たちにとって、どのように実店舗とデータ連携をしていけばよいか分からない人も少なくないのではないでしょうか。

 

次回のブログでは、Shopifyと実店舗のOMOを実現する方法について解説します。